(2) |
予防接種を受けることができないお子さん |
1. |
明らかに発熱のあるお子さん。
一般的に、熱のある人は、接種会場で測定した体温が37.5度を超える場合をさします。 |
2. |
重篤な急性疾患にかかっていることが明らかなお子さん。 |
3. |
急性の病気で薬をのむ必要のあるような人は、その後の病気の変化もわかりませんので、その日は見合わせるのが原則です。 |
4. |
その日に受ける予防接種によって、または予防接種に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことのあるお子さん「アナフィラキシー」というのは通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。
発汗、顔が急に腫れる、前身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状に続きショック状態になるようなはげしい全身反応のことです。 |
5. |
ポリオ、麻しん(はしか)、風しんでは妊娠していることが明らかな人。
お子さんには直接関係ない規則ですが、任意で受ける人のことも考慮したものです。 |
6. |
その他、医師が不適当な状態と判断した場合。
上の1.〜5.に入らなくても医師が接種が不適当と判断した時はできません。 |
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(3) |
予防接種を受けるに際し、医師とよく相談する必要があるお子さん |
これに該当すると思われるお子さんは、かかりつけの医師がある場合には必ず前もって診ていただき、その医師のところでうってもらうか、あるいは予防接種を受けても差し支えないか確認しておきましょう。 また、必要があれば意見書等をもらっておきましょう。 |
1. |
心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気などで治療を受けているお子さん。 |
2. |
発育が遅く医師や保健師の指導を継続して受けているお子さん。 |
3. |
未熟児で生まれて発育の遅いお子さん。 |
4. |
カゼなどのひきはじめと思われるお子さん。
こういう時は体の状態がはっきりするまでなるべくやめておきましょう。 |
5. |
前に予防接種を受けたとき、2日以内に発熱、発しん、じんましんなどアレルギーを思わす異常がみられたお子さん。 |
6. |
薬の投与を受けて皮膚に発しんが出たり、体に異常をきたしたことのあるお子さん。 |
7. |
今までにけいれんを起ことがあるお子さん。
けいれんのおこった年齢そのとき熱があったか、熱がなかったか、その後おこっているか、受けるワクチンの種類はなにかなどで条件が異なります。
必ずかかりつけの医師と事前によく相談しましょう。
原因がはっきりしている場合には、一定期間たてば接種できます。 |
8. |
過去に中耳炎や肺炎などによくかかり、免疫状態を検査して異常を指摘されたことのあるお子さん。 |
9. |
ワクチンに入っている卵の成分、抗生物質、安定剤などにアレルギーがあると言われたことのあるお子さん。 |
10. |
家族の中で、または遊び仲間、クラスメートの間に、麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)などの病気が流行している時で、予防接種を受ける本人がその病気にかかっていないお子さん。 |
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(4) |
予防接種を受けた後の一般的注意事項 |
1. |
予防接種を受けた後しばらくの間は、接種会場でお子さんの様子を観察するか、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。 急な副反応はこの間におこることがあります。 |
2. |
接種後生ワクチンでは2〜3週間、不活化ワクチンでは24時間は副反応の出現に注意していきましょう。 |
3. |
入浴は差し支えありませんが、わざと注射した部位をこすることはやめましょう。 |
4. |
接種当日はいつも通り生活をしましょう。
はげしい運動はさけまし.よう。 |
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以上の注意をよく読んで、わからないことがあれば質問しましょう。 |
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