お母さんのおなかの中にいる時に、赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力は、生後数カ月で自然に失われていきます。 子どもは成長とともに外出や人との接触の機会が多くなります。 保育園や幼稚園にはいるまでには予防接種で免疫をつけ、感染症にかからないようにしましょう。
生ワクチンは、生きた病原体の毒性を弱めてつくり、その病気にかかったのに近い免疫をつくろうというものです。 ポリオ、MR(麻しん、風しん)混合、BCG
不活化ワクチンは、病原体を殺し、免疫をつくるのに必要な成分を取り出して、毒性をなくしてつくったものです。 トキソイドは、細菌が出す毒素を取り出して、その毒性をなくしたものです。 DPT(ジフテリア、百日せき、破傷風)混合 DT(ジフテリア、破傷風)混合 日本脳炎
ポリオ
(小児マヒ)
麻しん 風しん
(MR)
2期 5歳以上7歳未満、小学校就学 の1年前から小学校就学の前日 (幼稚園・保育園の年長)まで
平成17年5月30日以降、ワクチン接種の積極的勧奨が行われていません。 但し、接種希望者は定期接種として接種は可能です。
生ワクチン
不活化ワクチン
トキソイド
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予防接種と予防接種の間は、特別の場合以外は、決められた間隔をあけましょう。
子どもの体調が、普段と変わらないか確認しましょう。
今日うける予防接種の内容等を確認しましょう。 わからないことは、受ける前に医師に質問しましょう。
前日は入浴をし、体を清潔にしましょう。
母子健康手帳は、必ず持って行きましょう。
予診票を記入しましょう。
接種には、お子さんの日ごろの状態をよく知っている方がつれて行きましょう。
発熱している人
重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
その日受ける予防接種、または予防接種に合まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことのある人
BCG接種の場合においては、予防接種、外傷などによるケロイドが認められた人
予防接種を受けようとする病気に既にかかったことがあるか、現在かかっている人
その他、医師が不適当な状態と判断した場合
心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患や血液疾患の病気などで治療を受けている人
発育が遅れ、お医者さんや保健師の指導を継続して受けている人
未熟児で生まれて発育の遅れている人
カゼなどのひきはじめと思われる人
前に予防接種をうけて、アレルギーを疑う異常がみられた人
薬の投与を受けて皮膚に発しんが出たり、体に異常をきたしたことのある人
今までけいれんをおこしたことのある人
免疫状態の異常を指摘されたことのある人
卵や抗生物質などにアレルギーがある人
家族や友達など身近な人の間に、麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)などの病気がはやっている場合
BCGについては、過去に結核患者との長期の接触があり、結核感染の疑いのある人
450万人以上の投与に1人程度の極めてまれな頻度で、麻痺を生ずることがある。
DTP(三種混合)
接種後2〜3日または1週間後に、注射部位が、赤くなったり腫れができる場合がありますが、2〜3日で消えます。 注射部位にできたしこりは、少しずつ小さくなりますが、数カ月残ることがあります。 接種当日に発熱する場合がありますが、1〜2日でさがります。 機嫌が悪くなったり、腫れがひどい場合は、医師に相談して下さい。
麻しん
接種後1週間後から、発熱や発しんなど、軽いはしかに似た症状がでることがありますが、1〜2日で消えます。 まれに熱性けいれんを起こすことがあります。
風しん(三日ばしか)
軽い発熱や発しん、リンパ節腫脹がおこる場合がありますがまれです。
日本脳炎
ときに、注射部位が赤く腫れたり、発しんや圧痛、発熱がありますが、1〜2日で消えます。 70万〜200万個に1回程度、極めてまれに、ADEM(急性散在性脳脊髄炎)を発生することがある。
BCG
接種後2〜3週間で、針のあとに赤いブツプツができ、一部に小さくうみをもったりします。その後4週間でかさぶたがでて、なおります。ばんそうこうや包帯はしないでください。 ときに、接種をした側のわきの下のリンパ節が腫れることがあります。大きくなったり、化膿して自然にやぶれてうみが出るようなら、医師に相談してください。
予防接種の対象となっている各病気についての説明をよくお読みください。